平生業成

とりあえず生きてます

「刀は洗えば綺麗になるが、鞘はそうはいかない」

明治生まれのおばあちゃんがTVのインタビューで答えていた。


ずいぶん前に聞いた言葉が、なにかの拍子で思い出すことがある。
どうして憶えていられるのか不思議だ。
多分、婚前交渉についての質問だったと思う。
おばあちゃんの子供のころは、江戸時代の風習を根強く残していたに違いない。


結婚するまでは、操を守ることが当たり前だと考えられていたため、生娘ではないことがわかると、一生嫁に行けなかった。
キズモノと言われた。
女性が物扱いされていた時代背景が読み取れる。


戦国時代、刀は人を殺す道具だった。
ところが、TVのように一度切っただけでは人間はなかなか死ななかった。
何回も切りつけて時間をかけて殺していった。
そうやって人を切れば、当然 刀に大量の血痕が付く。そのまま鞘(さや)に収めれば、刀は洗ってきれいになっても、鞘の中についた血はもう取ることは出来ない。


武士の命といわれた刀を男に見立てて、女の地位の低さを鞘に喩えた名言である。



先日、知り合いの加工屋さんの従業員が機械に手を挟まれた。
出血がひどかったらしい。
骨に異常がなかったのが不幸中の幸いである

異常気象

しばらくは大人しくしておこうと思っていたのだが....。
このところの気候の異常さに驚き、これは記しておかないといけないと感じたからね。


一昨日は、半そでのシャツ(10月に入ってもずっと半そでのシャツだった)。
 昨日は、ちょっと寒かったので長袖のシャツを着た。
 今日は、寒くて上着を羽織った。


来週はまた暑くなる予想になっている。
体がついていけるかしらね。
少し心配だ。


追記
余りにも寒いので、昼から薄手のジャンパーを追加した。